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転職活動を始める前に知っておきたい基本用語
転職エージェント
転職エージェントは、転職希望者と企業を仲介するプロのキャリアコンサルタントです。求人紹介、履歴書添削、面接対策、条件交渉など幅広くサポートしてくれます。多くの場合、求職者は無料で利用でき、企業側が報酬を支払います。
代表例:リクルートエージェント、doda
メリット:非公開求人へのアクセス、キャリア相談、自己分析の補助
注意点:エージェントとの相性が重要なため、複数登録が推奨されます。
転職サイト
自分で求人を探して応募するタイプのサービス。自由度が高く、自分のペースで進められます。
代表例:マイナビ転職、エン転職、ビズリーチ
メリット:求人の比較がしやすい、情報収集に便利
デメリット:情報の整理や応募はすべて自己責任
スカウト・オファー
企業が求職者に直接アプローチする機能です。
- スカウト:企業からの「面接したい」という意思表示。オープン型とプライベート型がある。
- オファー:具体的な面接確約や内定提示に近い内容。信頼性は高いが、過信は禁物。
応募書類に関する専門用語
職務経歴書
これまでの職歴と実績を自由形式で記載する書類。中途採用では履歴書よりも重視されます。
- ポイント:具体的な数字、エピソードを交える
- 構成:逆編年体、箇条書き、見出し付きが推奨
履歴書
氏名、連絡先、学歴、職歴などを記載する書類。JIS規格のフォーマットが一般的。
- 写真:3ヶ月以内、スーツ着用、明るい表情
- 志望動機欄や自己PR欄は企業ごとに調整が必要
志望動機・自己PR
- 志望動機:企業の事業・理念・将来性と自身の経験や興味を結びつけて書く
- 自己PR:スキルや経験を通して「どう貢献できるか」を明確にする
面接に関連する重要用語
面接官・人事担当者
- 人事担当者:適性・人物像を評価
- 現場責任者:スキル・即戦力性を評価
- 役員クラス:価値観・将来性を評価
面接官ごとに重視する観点が違うので、臨機応変な対応が必要です。
一次面接・最終面接
- 一次面接:人事や現場マネージャーが担当、基本的な適性を評価
- 最終面接:役員などが登場し、企業へのマッチ度や将来性を判断
段階に応じた準備が求められます。
フィードバック
面接後にエージェントなどを通じて伝えられる、企業側の評価や改善点。次回以降の応募に活かすためにも、積極的に受け取りましょう。
内定と採用に関する用語
内定・内々定
- 内定:正式な採用通知
- 内々定:口頭などによる非公式な通知。書面での確認が必要
オファーレター
内定通知に添付される採用条件の明示文書。
- 確認すべき項目:給与、勤務地、試用期間、入社日など
- 曖昧な点は必ず質問する
入社日・試用期間
- 入社日:企業との合意による勤務開始日
- 試用期間:1〜6ヶ月が一般的。待遇が異なることもある
年収・待遇に関する用語
年収・月収・手取り
- 年収:1年間の額面収入(ボーナス込み)
- 月収:毎月の額面給与
- 手取り:税金や社会保険料控除後の実際の収入
生活実感に直結するのは手取り額です。
福利厚生
給与以外の待遇。企業によって内容が大きく異なります。
- 法定福利:健康保険、厚生年金など(義務)
- 法定外福利:住宅手当、資格支援、リモート制度など(任意)
残業代・みなし残業
- 残業代:超過労働分に対する割増報酬
- みなし残業:予め◯時間分の残業代を給与に含めて支給する制度
実労働時間と比較して不利益がないか確認しましょう。
まとめ:転職用語を知れば、不安も軽減!
転職活動は専門用語が多く、最初は戸惑いがちです。しかし、基本用語を理解することで、情報収集も選考もスムーズに進められます。わからない言葉が出てきたら、本辞典を見返して不安をひとつずつ解消していきましょう。
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